水男(ミズオ)
首を絞められた真理子は
苦しそうに息をしている。


でも俺をにらみつける目の光は
衰える気配がなかった。


苦しそうに笑った真理子は
俺をにらみつけてこう言った。


「呪ってやる」


呪う?


そんな非科学的なことを
俺が信用するわけないだろ?


真理子はサイコの上に
相当バカのようだ。


俺に言い寄ってくる
何人もの女の中から


厳選して真理子を選んだはずなのに
おかしいな?


どうしてこんなバカを
彼女にしてしまったんだろう?


真理子の美しさに
魅かれて内面を見なかった


俺もお人よしだな。


良い人生勉強になったよ。


ありがとう真理子。
そしてサヨナラ。





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