涙のむこうで、君と永遠の恋をする。


そして、その日の放課後、あたし達はファミレスで期末テストの勉強会をしていた。


「ほのかちゃん、俺のチーズinハンバーグあげるぞ!」

「ほのかちゃんは僕のストロベリープレミアムパフェを食べるんだ」


琢磨くんと優真くんは、取り皿にハンバーグとパフェをどんどん乗せていく。


「ちょっと、あんた達混ざってるわよ!」

「胸焼けするだろ!これは却下!すみません、これ下げてください」


梨子と渚くんは、あたしの目の前に置かれた皿を、店員さんに下げさせた。


「ええー!うまいのに!」

「ええ、うまいのに」


琢磨くんと優真くんは見事にハモる。

そんな楽しいやり取りさえ、今のあたしには何も響かず、楽しいとも感じなかった。


みんなが、あたしの為に気を使ってくれてる。

なのに、あたしは何も返せない…。


一緒にいる資格、ないよね…みんなも、きっとそう思ってるに違いないよ。



















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