涙のむこうで、君と永遠の恋をする。


「それで……何の話かな?」


あたしは、笑みを浮かべたまま、渚くんを見つめる。


「うん、選択授業何にしたかなって、思って」

「えーと、あたしは……園芸かな」


高校2年生に上がると、特別授業という好きな授業を選択できる制度がある。


他に、ダンスとか、マナーとか、ディベートとか変わった授業がたくさんある。


あたしは、花に興味があったから、園芸を選んだ。


「なんだ、俺と一緒だ!」

「えっ……渚くんも?」


あたしは少し驚いた。
渚くんは男の子だし、まさか園芸を進んで選ぶなんて…。



















< 23 / 233 >

この作品をシェア

pagetop