【改訂版】キスはする。それ以上も。けど、恋人じゃない。
家に帰れば、ただ純くんに身を委ねるだけ。
そこに私の意思なんて関係なくて。
それは私が、ただ動かされるだけの道具だから。
主導権は全て、手綱のように握られた純くんの手の内。
逆らう気さえ喪失させる。
これまでも。
そして、これからも。
これはきっと、仕方のないことだと自分を律して押し込める。
だって私は、最低で最悪。
そんな悪魔に見染められてしまったんだから。