本当はずっと、好きだった。
いつの間に寝ていたのか
起きて時計を見れば
時刻は夜の10時。
明日は土曜日だから
夜眠れなくても
夜更かしして問題はないんだけど…
(……あれ…。)
私はそばに置いていた携帯が
ピカピカと光っているのを見て
画面を開く。
するとそこには
お兄ちゃんのお店からと、
要からの着信。
……?どうしたんだろう?
そう思いながら
とりあえず要に電話を折り返すと
すぐに要が出た。