本当はずっと、好きだった。
(そうなったら……
それこそ…本当に、終わっちゃう。)
そんなの…嫌だもん…。
私の返事を聞いて
要は少し黙ってから
口を開いた。
「…じゃあ、見つからない場所で見りゃいいんじゃねぇの?」
「え?」
河川敷じゃなくて…ってこと?
そんなところどこに…
と私が疑問に思っていれば
要が電話越しに
フッと笑って
私に言った。
「河川敷より静かで人もいなくて
よく見える場所、知ってんだけど?」
それなら来れんだろ?
と
要が私に言った。