本当はずっと、好きだった。




---それから2週間が経って

その間に俺らの関係性はガラッと変わった。





…悪い意味で。







「要ー、お前最近あの子と一緒にいなくね?」

「あ?」

「ほら、店長の妹ってやつ。」






仲の良い男友達からも

俺らがあからさまに
関わらなくなったのを不思議がる声がしていた。




俺はそれに
「たまたまだろ。」と適当に返しながら
生活をしていた。




…でも実際



本当はそんなことない。






避けられてるし
避けてる。






でも内心 話したくてたまんねぇし、

あいつに笑っていて欲しいし、

そばで守ってやりたい。





そう思うのに



その権利を投げ捨てるように
あの告白をしてしまったのは-----俺だ。







(……今更…話しかけたところで
困るのはあいつだ。)






話しかけるのが迷惑になるくらいなら




俺は

あいつとはもう関わらない。







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