あの日、君と見た青空を僕は忘れない

読んだ後、涙が止まらなくて。


たくさん泣いた。


きっと一生分。


彼女のおかげで、生きててよかったと思えるようになったのに。


そんな彼女の人生はあっけなくて。


でも、濃い18年だったと。

そう思う。


一年も一緒にいなかったのに。


何年も寄り添ってきたみたいに。


幸の小さな手や通る声、抱きしめた時の温もりが一番、心地良くて。


お前がいなきゃ、ダメだよ。


また呼んでくれよ。



『くーろーだーくん!』

って腕を捕まえてくれ。


もう一度、俺に触れてくれ。


好きだって。


愛してるって。


声を。


幸。


やっていける自信がないや。


お前がいない世界を。


この先綺麗だなんて思えるだろうか。





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