あの日、君と見た青空を僕は忘れない


準備をしながら、リビングから楽しそうな笑い声が聞こえた。


なんなんだよ。

人のこと振り回しておいて、ゆっくりお茶してるとか。。。


部屋から出ると、リビングで楽しそうにお茶をしてる岡本と親父がいた。


「…お前ら…」

「あ、出てきたよ」

「よし!行こうか!」

岡本は「ごちそうさまでした」と親父に頭を下げてから、俺の腕を引っ張った。



慌ただしい。


毎日が慌ただしい。



でも…親父の笑った顔。



久々に見たかも。



あんな風に笑う人だったんだな。



「黒田くん?!急いでー!遅れる!」

「つーかお前、誰から住所聞いたんだよ!」

「松本せんせー!」


またあいつかよ!!!



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