あの日、君と見た青空を僕は忘れない

──────


そして、中間テストの日はあっという間にきた。


「黒田くん!絶対大丈夫だから!!!」

「別に心配してねーから」

「卒業かかってんだよ?!」

どうせ卒業なんかできねーし。

相変わらずうるせー女だぜ。


「お前もな!」

バチッ

俺は岡本のおでこに軽くデコピンする。


「痛ーーい!!」

「うるせーからだよ」


全員が席に着き、担任が教室に入ってくるまでの短い時間。

ピロン♪

『がんばろーな!』


いつの間にかできていた、4人のグループメッセージに小池がメッセージをうった。



『うん(^O^)』

『頑張ってきたもんね!!』

『あぁ』



ガラッ


「はい、席つけ〜」


担任が入ってきて、携帯をしまう。




しっかり勉強してから挑むテストなんて、初めてだ。









「よーい、はじめ!」

の合図で、全員がシャーペンをもつ。



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