あの日、君と見た青空を僕は忘れない
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テストが終わって数日。
テストの成績表が、張り出された。
「おぉ!!みて!舞ちゃん、2位!すごいな〜」
人の成績を見て喜べるお前がすごいと思う。
「ちょ!ちょ!ちょ!幸ちゃん!幸ちゃん!黒田くんも!」
相沢が慌てて俺たちのところにやってきて、腕を引っ張りながらそういう。
「ほら!2人載ってるよ!!!!」
はぁ?
そんな冗談…
そう思いながら表を見上げる。
「嘘…」
「まじかよ…」
99番と100番に岡本と俺の名前があった。
「あそこまで2人とも頑張ったんもね!すごいよ!」
嘘だろ……。
「黒田くん!!やったね!!」
「あぁ、お前もな」
自然と笑顔がこぼれてしまう。
「いいなぁ〜…」
そう言いながら落ち込んでやってきたのは小池だ。
「…俺…頑張ったよ。150番」
400人中の150番はすごいことだ。
「でも、小池くんも頑張ってたじゃん!偉かったよ!」
と相沢。
いや。不純な動機でやったりするからそんなことになんだよ。
「相沢さーーん!!」
どさくさに紛れて相沢を抱きしめる小池。
こいつ…150番なのも計算なんじゃないかと思う。
そして。
7月の期末テストも無事、全員いい成績を残すとができ、あとは夏休みを待つだけになった。