あの日、君と見た青空を僕は忘れない


「なんかお菓子の特売やっててさ!めっちゃ買っちゃった!」
とぎっしりお菓子がつまったレジ袋2つをもって、小池がそういう。

「アイスも安くて、小池くん、どんどんカゴの中に入れるからさー。あ、冷蔵庫どこ?」

「あーここ、ここ。2人もテキトーに飲み物飲んでたらよかったのに〜!」

2人の明るい声で、さっきまでの相沢との暗い空気が徐々に明るくなる。





それから、少し休憩を挟んでから、また3時間くらい勉強を始めた。



時間は結構あっという間に過ぎて、外も薄暗くなっていた。

「そろそろ、小池くんのご両親帰ってくるんじゃない?」


「あぁ、ほんとだ」
気の利く相沢の言葉で、小池は時計を見てそういう。

「じゃあ、ここら辺でお開きといたしますか!!!!」


俺たちは、片付けを始めてから、小池のうちを出た。



「じゃあ、またねー!!」
「おう!!!!」
「じゃ」



変なモヤモヤが心の中に残る。



相沢に告白された。



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