あの日、君と見た青空を僕は忘れない
「あ、あれ、1組の尾崎じゃね?生徒会長の」
小池がそう言いながら見てる先には、知らない男と岡本が一緒にいた。
なんだあいつ。
「もしかして、あの2人…」
そういう小池をギラッと睨む。
「うそだよ…つーか、めっちゃ好きかよ…」
「うるせー」
「大翔、照れると、耳のてっぺん赤くなるよなー」
「今度変なこと言ったら、友達やめる」
「あー、ごめんごめん!謝る!謝るから!それだけは!それだけは!」
それにしても、岡本と尾崎というやつは、長い間話し込んでる。
キモチワリィ。
なんなんだよ。
……!!!!
「あ!!」
小池がそういう。
岡本と尾崎が2人でどこかへ向かった。
なんなんだよあれ!
「いいのか?大翔」
「全然よくねー」
俺はそう言って、静かに岡本たちの後を追いかけた。