あの日、君と見た青空を僕は忘れない

「あ、あれ、1組の尾崎じゃね?生徒会長の」

小池がそう言いながら見てる先には、知らない男と岡本が一緒にいた。


なんだあいつ。


「もしかして、あの2人…」
そういう小池をギラッと睨む。

「うそだよ…つーか、めっちゃ好きかよ…」

「うるせー」

「大翔、照れると、耳のてっぺん赤くなるよなー」

「今度変なこと言ったら、友達やめる」

「あー、ごめんごめん!謝る!謝るから!それだけは!それだけは!」

それにしても、岡本と尾崎というやつは、長い間話し込んでる。


キモチワリィ。

なんなんだよ。


……!!!!


「あ!!」
小池がそういう。

岡本と尾崎が2人でどこかへ向かった。



なんなんだよあれ!


「いいのか?大翔」

「全然よくねー」


俺はそう言って、静かに岡本たちの後を追いかけた。


< 71 / 130 >

この作品をシェア

pagetop