あの日、君と見た青空を僕は忘れない
俺は別の人に仕事を代わってもらって、裏で彼女と話す。
「久しぶり〜。元気だった?」
と穂花(ほのか)
「まぁ、ふつう」
「へー、そういうところ変わんないね?」
1つ年上の彼女。
あの頃より大人で色っぽくなっている。
「穂花。1人か?」
「うん、まぁね。実は先週別れたの。で、たまたま見かけたここの学園祭のチラシみて、来てみたら偶然、ヒロくん見つけたの」
「そっか、楽しんで」
「ねー、案内してくれない?ここの学校わかんなくて」
俺のこと振った側なのによく平気な顔してそんなこと言えるよな。
でも。
岡本の背中を見つめる。
休憩、あいつと入るって……
「ヒロくん…」
「わかった。あと、少しで休憩入るから、待ってて」
どうせ振られたんだし、今、岡本といてもなんの進展もないだろう。
だから…