あの日、君と見た青空を僕は忘れない

【side 大翔】


1週間後、1人で岡本の部屋を訪ねる。

コンコン


「お邪魔しまーす」


「オェ………」


‼︎


そこには看護師さんに背中をさすられながら、苦しんでいる岡本の姿があった。


少しビックリしてしまう。


そして我に帰り


「岡本!」

駆け寄って、俺も背中をさすってあげようとする。



バシッ


岡本に強く肩を叩かれる。


?!

「ないで……」


「え?」


「こな……で!!」



はぁ?!なんだ?!


「あの、落ち着くまで、外に出てもらってもいいですか?」

看護師にそう言われ、どうすることもできないまま、俺は病室を出る。



なんなんだよ…岡本。



少しビックリした光景だったけど…



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