愛でる恋心


それって社員としてなら・・特別扱いはいらないですって言うと

「じゃあ茉莉奈と付き合いたい これからは時間が許す限りずっと一緒いさせて欲しい、どうかな?」


「私も社長と付き合いたいと思っていました、お願いします」

社長は茉莉奈の手を握って
軽く触れるくらいのキスを頬に落とした

優しく微笑んで
「茉莉奈、名前で呼んで欲しいな、駿とな」



「駿・・・・さん」


さんはいらない これからは呼び捨てにしなさい


顔真っ赤にして

「し・・・・・・駿」


「ん、茉莉奈・・・・」



秘書があきれて
「社長、いつまで世界に引きこもっているんです?パーティの締めの挨拶しないと・・・」



「あぁ・・・・茉莉奈行ってくる」


「ありがとうございました、皆様に迷惑かけてしまって申しわけないです」


「だから気にするな・・・・」



「社長・・・早く・・・」



名残惜しそうに

病室をでていった



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