至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~【番外編】
「そうでしたっけ~。今でもここに馴染み過ぎてるから違和感なくて~」
旬くんがアハハと笑うと、烈さんが思いっきり頭をはたく。
バチーンという快音が、鉄筋で覆われたこのスペースに響きわたる。
「いってえええっ!」
大げさに頭を抱える旬さん。
ほんとに痛そう……。
「なんだよっ、みんな薄情だな!俺の為に留年してやろうとか思う奴いねえの?」
それでもまだ留年を仕向ける和希くんに唖然。
「いる訳ねえだろう」
「ちぇーーーーっ」
烈さんに足蹴りされて、和希くんは口を尖らせた。