至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~【番外編】
そりゃあ、和希くんは好きだし。
ずっと一緒に居たいって思うけど……。
あたしは楓女学園に憧れてるし、将来のためにしっかり勉強もしたい。
「若菜。ジャン来るか?」
えっ……。
大好きな、和希くんの瞳があたしを真っ直ぐにとらえてる。
「来いよ」
甘く切ない声が、耳を震わす。
そんな風に言われたら、あたし……。
あたし……。
「ちょっと、あたしの若菜に変なこと言わないでッ!」
優月ちゃんが声を張り上げて。
ハッと我に返る。