至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~【番外編】
お姉ちゃんは、8時前に自分の運転する車でこの家にやって来た。
「いらっしゃい!」
大翔は玄関にすっ飛んで行って、お姉ちゃんを出迎えた。
あのあとすぐに起きてきた旬も。
ふたりともなんだかソワソワしちゃっておかしい。
「お姉ちゃん、久しぶり」
あたしが少し遅れて顔を出すと、そこにはいつ見ても美しい笑みを浮かべるお姉ちゃんがいた。
「優月、元気そうね」
お姉ちゃんとは、和希が目を覚ましたあとすぐに会ったきり。
経過報告をしたりと、頻繁に連絡を取っていたけど、実際に会うのはそれ以来。