至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~【番外編】
「どーぞどーぞ」
「このクッキー、最高にうまいんすよ!」
コーヒーにクッキーに、大翔と旬に手厚い接待を受けるお姉ちゃんは、すこし居心地が悪そうだった。
「ありがとう」
お姉ちゃんの苦笑いに気付きもしない大翔達は、鼻の下なんか伸ばしちゃって。
同じ女として、2人にそんな扱いを受けたことないあたしは面白くない。
そんなお姉ちゃんと向かい合わせに座るあたしの隣には、凌牙。
「おめえらウザイから引っ込めよ」
凌牙に呆れたように言われ、ようやく2人は二階へ消えた。