至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~【番外編】
客観的に聞く凌牙の想いは、あたしの心を震わせた。
胸の中で聞く言葉じゃなく、誰かに宣言するその熱い言葉は、あたしの胸の高鳴りを激しくさせるばかりで。
「あたしもっ……凌牙のこと、心から愛してるのっ……」
高校生が、愛だのなんだのって、笑われるかもしれない。
でも、あたしは一生に一度の恋に出会えたって本気で思ってるから……。
「頭をあげて。凌牙君……」
お姉ちゃんの声は柔らかかった。
え……と、あたしの顔も熱を持ったまま固まる。