Office Love
駅のロータリーで君を見つけた時、真っ白いにゃんこが立ってるんか思う程びっくりしたわ。
あんまり可愛い過ぎて、声も掛れんかったくらい。
「今日はお誘いありがとうございます。」
やて、可愛い事言うから、運転に集中出来んくって彩葉ちゃんに何回も怒られた。
彩葉ちゃんいわく、美咲ちゃんは水族館が大好きやから、絶対喜ぶし、そこでなら落とし易いんちゃうかって言うてくれてん。
で、今日は水族館でダブルデート。ダブルデートて古っ(笑)
中に入ったら、彩葉ちゃんの手引いて、水槽の前にひっついてる。
どこの水槽の前でも・・・・・・
それを微笑ましく、後ろから仲よう眺めてる僕と真子。
って、僕ら二人でデートしてるみたいやんかっ!!
「真子、僕らこんなに仲良しやった?こんなに仲ようお魚さん見る仲やった?」
「アホか!そんなわけないやろ!!早よこの状況どないかしいや。」
前で彩葉ちゃんと魚を見てる美咲ちゃんをどうにかして連れ出さな。
このまま最後まで真子とおっても仕方あらへんやん。
「ギン、俺が彩葉連れてくから、昼に上のレストランで合流な。ええか、次の水槽に移動する時がチャンスや。ええな。」
そない言うて、真子はちゃんに近づいて行った。
二人が次の水槽へ移動しようと動いた時、
「彩葉、ちょっときい。」
ごめんな、美咲ちゃん、俺に彩葉返して。
そう美咲ちゃんに言うて真子は彩葉ちゃんと先に行ったわ。
こっからが本領発揮。市埼ギンの登場やな。
ちょっとポカンとしてる美咲ちゃんに
「美咲ちゃん、いこか?」
って声掛けたら、真っ直ぐ僕の目見て、「はいッ!!」
って、あー初めから、こないしとけば良かったやん。
けど、僕置いて先に行くんはどうやろう・・・・
いくらお魚さん好きやからって、僕、置いてけぼり?
次から次へと水槽を渡り渡り、僕、付いて行くだけで大変。
ほんまこの子、計算してないんか?
そないな事考えてたら、
「市埼さん、こっちこっち!」
次の水槽へ呼ばれたわ。
今頃、真子、彩葉ちゃんとイチャイチャしてんねやろか?
なんかこの子と居ったら、違うことばっかり考えてしまうわ。
って、ここ、休憩スペース?目の前には大きい水槽あるけど、ソファ備え付けてあって、他からちょっと隔離されてるやん。
水槽の前の手摺りに手着いて見てる美咲ちゃんの背後取って、動かれへんように手摺りと僕の間に挟んだッた。
僕が密着してるの、わかってる?
「ん?市埼さん?」
ゴンッ!!!!!
「痛ったぁ。」
美咲ちゃんが僕を確認しようと頭上げた途端、僕の顎に美咲ちゃんの頭がクリーンヒット。
あまりの痛さに、挟んでたはずの手が外れて、その隙に美咲ちゃんは次の水槽へ。
ほんまにあの子、計算してないんか?
僕、めっちゃ振り回されてるで!!
あんまり可愛い過ぎて、声も掛れんかったくらい。
「今日はお誘いありがとうございます。」
やて、可愛い事言うから、運転に集中出来んくって彩葉ちゃんに何回も怒られた。
彩葉ちゃんいわく、美咲ちゃんは水族館が大好きやから、絶対喜ぶし、そこでなら落とし易いんちゃうかって言うてくれてん。
で、今日は水族館でダブルデート。ダブルデートて古っ(笑)
中に入ったら、彩葉ちゃんの手引いて、水槽の前にひっついてる。
どこの水槽の前でも・・・・・・
それを微笑ましく、後ろから仲よう眺めてる僕と真子。
って、僕ら二人でデートしてるみたいやんかっ!!
「真子、僕らこんなに仲良しやった?こんなに仲ようお魚さん見る仲やった?」
「アホか!そんなわけないやろ!!早よこの状況どないかしいや。」
前で彩葉ちゃんと魚を見てる美咲ちゃんをどうにかして連れ出さな。
このまま最後まで真子とおっても仕方あらへんやん。
「ギン、俺が彩葉連れてくから、昼に上のレストランで合流な。ええか、次の水槽に移動する時がチャンスや。ええな。」
そない言うて、真子はちゃんに近づいて行った。
二人が次の水槽へ移動しようと動いた時、
「彩葉、ちょっときい。」
ごめんな、美咲ちゃん、俺に彩葉返して。
そう美咲ちゃんに言うて真子は彩葉ちゃんと先に行ったわ。
こっからが本領発揮。市埼ギンの登場やな。
ちょっとポカンとしてる美咲ちゃんに
「美咲ちゃん、いこか?」
って声掛けたら、真っ直ぐ僕の目見て、「はいッ!!」
って、あー初めから、こないしとけば良かったやん。
けど、僕置いて先に行くんはどうやろう・・・・
いくらお魚さん好きやからって、僕、置いてけぼり?
次から次へと水槽を渡り渡り、僕、付いて行くだけで大変。
ほんまこの子、計算してないんか?
そないな事考えてたら、
「市埼さん、こっちこっち!」
次の水槽へ呼ばれたわ。
今頃、真子、彩葉ちゃんとイチャイチャしてんねやろか?
なんかこの子と居ったら、違うことばっかり考えてしまうわ。
って、ここ、休憩スペース?目の前には大きい水槽あるけど、ソファ備え付けてあって、他からちょっと隔離されてるやん。
水槽の前の手摺りに手着いて見てる美咲ちゃんの背後取って、動かれへんように手摺りと僕の間に挟んだッた。
僕が密着してるの、わかってる?
「ん?市埼さん?」
ゴンッ!!!!!
「痛ったぁ。」
美咲ちゃんが僕を確認しようと頭上げた途端、僕の顎に美咲ちゃんの頭がクリーンヒット。
あまりの痛さに、挟んでたはずの手が外れて、その隙に美咲ちゃんは次の水槽へ。
ほんまにあの子、計算してないんか?
僕、めっちゃ振り回されてるで!!