Office Love
-2.5
「今度の日曜日、市埼さんとデートなんです。」
彩葉の口から出て来た言葉に目を見開く事しか出けへんかった俺。
ギンとデート?なんでや?なんで、そないな事になってんねん。
「七瀬、今、何て言うた?」
「だから、市埼さんとデートなんです。」
ギンから預かって来た言う書類を持って、俺んとこ来た彩葉から衝撃発言。
一応オフィスでは公私分けて、苗字で呼ぶようにはしてるけど、今の発言には同意はでけへんで。
「彩葉、ちょっとこっちきい。」
休憩ブースに引き込んで、事の真相を尋ねる。
クスクスクスと笑いながら、
「平川さんも空けておいてくださいね、その日。」
と、サラリと言いのける。
平川さん言う言葉に引っ掛かるけど、今はそれより事の真相。
「どう言うこっちゃ?」
「九条と4人で水族館に行きましょ。ダブルデートです。ダブルデート。」
なるほど、読めて来た。ギンの思惑満載言うこっちゃな。
けど、あれから、彩葉とデートらしいデートしてへんから、これはええチャンスかも知れへんな。
お邪魔虫付きやけど、アイツもアイツの思惑通りするやろから、こっちはこっちで楽しむか。
「わかった。そやかて、彩葉。あんな面前でギンとデートやて、大きい声で言いないや。」
「これも作戦なんですけど・・・・何の反応もありませんでしたね。」
美咲ちゃんかいな。
ま、無理やな。今は俺が出した書類作りに没頭しとるからな。
そやけど、日曜日、楽しみになってきたわ。
彩葉の口から出て来た言葉に目を見開く事しか出けへんかった俺。
ギンとデート?なんでや?なんで、そないな事になってんねん。
「七瀬、今、何て言うた?」
「だから、市埼さんとデートなんです。」
ギンから預かって来た言う書類を持って、俺んとこ来た彩葉から衝撃発言。
一応オフィスでは公私分けて、苗字で呼ぶようにはしてるけど、今の発言には同意はでけへんで。
「彩葉、ちょっとこっちきい。」
休憩ブースに引き込んで、事の真相を尋ねる。
クスクスクスと笑いながら、
「平川さんも空けておいてくださいね、その日。」
と、サラリと言いのける。
平川さん言う言葉に引っ掛かるけど、今はそれより事の真相。
「どう言うこっちゃ?」
「九条と4人で水族館に行きましょ。ダブルデートです。ダブルデート。」
なるほど、読めて来た。ギンの思惑満載言うこっちゃな。
けど、あれから、彩葉とデートらしいデートしてへんから、これはええチャンスかも知れへんな。
お邪魔虫付きやけど、アイツもアイツの思惑通りするやろから、こっちはこっちで楽しむか。
「わかった。そやかて、彩葉。あんな面前でギンとデートやて、大きい声で言いないや。」
「これも作戦なんですけど・・・・何の反応もありませんでしたね。」
美咲ちゃんかいな。
ま、無理やな。今は俺が出した書類作りに没頭しとるからな。
そやけど、日曜日、楽しみになってきたわ。