Office Love
頬に当たる冷たい風が、僕らの距離を一層縮める。
レストランで食事を済ませ、店の外に出れば、北風が頬を掠め、美咲ちゃんがギュッと寄り添ってくる。
絡ませる指には僕のあげたリングが、握り返す僕の腕には美咲ちゃんから貰ろたバングルが、お互いの右と左を占領してる。
【右】側は守られる証。
【左】側は守る象徴。
「美咲ちゃん?」
何?と言わんばかりに小首を傾げる。
「名前、呼んで。」
「え?」
「僕の名前、呼んで。」
「市埼さん?」
「市埼さんやのうて・・・」
「ギン・・・・・」
あ~、やっぱり僕の方が君を何倍も好きなんやね。
名前呼ばれただけで天にも昇る気持ちやわ。
「美咲・・・」
グッと君を引き寄せて僕の腕に納めて、
「愛してるで・・・・・」
今年も来年も、これから先ずっと一緒に居ような。
レストランで食事を済ませ、店の外に出れば、北風が頬を掠め、美咲ちゃんがギュッと寄り添ってくる。
絡ませる指には僕のあげたリングが、握り返す僕の腕には美咲ちゃんから貰ろたバングルが、お互いの右と左を占領してる。
【右】側は守られる証。
【左】側は守る象徴。
「美咲ちゃん?」
何?と言わんばかりに小首を傾げる。
「名前、呼んで。」
「え?」
「僕の名前、呼んで。」
「市埼さん?」
「市埼さんやのうて・・・」
「ギン・・・・・」
あ~、やっぱり僕の方が君を何倍も好きなんやね。
名前呼ばれただけで天にも昇る気持ちやわ。
「美咲・・・」
グッと君を引き寄せて僕の腕に納めて、
「愛してるで・・・・・」
今年も来年も、これから先ずっと一緒に居ような。