ダメージ

大野文愛

クラスのうるさい系女子、大野文愛。(おおのあやめ)

イジメのリーダーでもある

よく笑うけど、その声は女子の声じゃない

あたしには悪魔の笑い声にしか聞こえない

男好きでいつもべたべたとボディタッチ

顔もそれほど悪くは無いから、男子には人気だけど女子からは、イジメグループの5人組以外これでもかと言うほど嫌われている

しかし、文愛の言うことは絶対

女子は誰も逆らう事が許されない

あたしの人生は文愛によって全て狂ったと言っても過言ではない

文愛は先生からも好かれていて、頭もそこそこ良く、成績は5と4しかないから、そこに関しては何も言い返すことが出来ないのが現実

今日も文愛はあたしにわざとぶつかってきた

「いった…」

あたしが言うと、クスッと笑い、何も言わず早足で行ってしまった

あたしは何もする事が出来ない

自分の席に座ると、文愛の大きい声が聞こえてきた

「マジうけるんだけど!!いつになったら懲りるのあいつ!!!!」

「だよね!!今日は何する?」

丸聞こえだって

文愛の笑い声混じりの発言にイジメグループの1人、尾谷瀬唯(おやせゆい)が答えた

今日は何されるんだろ…

不安が募りに募る

「ねぇね!!」

文愛だ

「なに…??」

また、恐怖の時間が始まる…
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