彼と彼女の不思議な関係。
リンゴ色のひな
学校帰りに友達とカフェへ。
「ひな。なんか首もと赤いよ?どうした?」
「あー。これ練習で絞められたときについたんだよね。気にしないで」
「…わかった。そういえば、橋本さん元気?」
「元気なんじゃないかな?」
「なにそれ。練習行ってないの?」
「練習行って絶対文さんがいるわけじゃないもん。 日曜日行ったけどいなかったし」
「ふーん。橋本さんとは上手くいってる?」
「ぼちぼち…かな。文さんが担当の時は一緒に帰ったりしてるよ」
「どこに?」
「私の家。電車乗って少し歩くくらいだけど文さん一緒に行くって言ってくれるよ」
「時間遅いから心配なんだろうね。ていうか、家にあげたことあるの?」
「それはない。文さんピュアだから。」