秘密色の初恋。
全てを聞き終えた夏織は私に微笑みながら。

『そうだったの…。でも菜子が私に話してくれてすごく嬉しかった。何も出来ないかもしれないけれど応援だけはさせね?私はいつでも菜子の味方だから。』

そう声をかけてくれた。

その言葉に私の心は少しだけ心が軽くなり、それと同時に涙も少しずつ乾いていった。

やっぱり夏織はいつでも私を強くしてくれる。

どれくらいの時間そこにいたのかは分からないけれど、あれほど降っていた雨も上がり空には虹がかかっていたーー。
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