To smile

「目覚めたんだ…。

あんた、すげー顔で寝てたよ。」



「す、すごい顔って…、あなた誰ですか!?

いきなり失礼なんですけど!」


顔を赤くして責め立てる私を気にする

素振りも見せず、

その男はゆっくりと私から視線を反らし、

川を見つめた。


「何もしてないし、興味もない。」


「……!」


なにこの人っ!?

初対面のくせに超失礼!!

でも…

ここのこと何か知ってるかもしれないし…。

私は苛立ちを抑えながら問いかけた。


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