CHERRYBLOSSOM
「妖、これだけは忘れるな。
お前は1人じゃない。だから大丈夫!
すぐじゃなくていい。きっといつか俺がいない世界が明るくなるはずだ」

妖は首を縦に振ることができなかった。

「妖、最後に俺が言った手紙の事覚えてるか?」

「そういえばまだ・・・」

「母さんが持ってるから家へ行けばきっと渡してくれる」

うん。と頷くと秋が妖を抱きしめた。
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