CHERRYBLOSSOM
ガラガラッ扉が開くと関矢先生が入ってきた。

「秋の様子はどうだい?」

「今はだいぶ落ち着いてます」

「先生。次も目が覚めたらさっきみたいになりますか?」

先生は手を頭の後ろに回し秋を見つめた。

「どうだろうな。でも、そろそろかもしれねーな」

え・・・今先生、なんて?

「ど、どういう意味ですか?」

先生は今度は妖を見つめながら話をした。
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