CHERRYBLOSSOM
妖は秋のお母さんに電話をかけた。

「もしもしー」

「あ、あやです!」

「あらどうしたの?」

「あの、関矢先生から秋の事で話があって会って話したいので今日病院に来ますか?」

ゴクッと息を呑む声が聞こえた。

「わかったわ。カフェテリアで話しましょ今からだと30分くらいかかるけど待っててもらえる?」

「はい!ロビーで待ってます。それじゃ。」

電話を切ると必要なものだけ持って病室を出た。

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