CHERRYBLOSSOM
「そんな事…ありませんよ。私は我慢してませんよ。ただ今は!私の……泣く番じゃ…ないから」

「ならどうして…目に涙がたまっているの?」

そんな事・・・あれ?
手を目に近づけると濡れていた。
なんでよ。なんでなのよ!止まって。止まってよー!

フワッと頬に手が添えらえた。
顔を上げると涙を流しながら微笑んでいるお母さんが妖を見つめていた。

「お、かあ…さん?」

お母さんは首をを横に振りなんでも涙を拭ってくれた。
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