CHERRYBLOSSOM
「妖?大丈夫!?」

「あ、はい。写真立てが倒れてきて…
で、お願いって?」

ゴクッと息を呑む声がした。

「今日から1週間病院には来ないで欲しいの」

妖はお母さんの言っている言葉の意味が理解できなかった。
今までこんな事言われなかったし、むしろ来てくれた方が元気になるって。
なのに・・・

「あ、あの、どうし「ごめんね」」

この言葉を言われた瞬間妖の体のどこかにヒビが入った。
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