CHERRYBLOSSOM
「俺はお前との約束はちゃんと守ってるよ」

「じゃなにを?」

「永くはないって。他は言ってないから安心しろ」

秋は先生の言葉を聞くと少し落ち着いたのか肩の力が抜けた。

「明日、行くんだろ?」

「ああ。俺にとったら最後だから」

「妖ちゃんにとってもだろ?」

先生が笑った。
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