CHERRYBLOSSOM
「妖に手紙……書いてる。そこに書くつもり」

「お母さんは?」

「先生からとか?」

ハアー。先生は呆れたようにため息。

「それは構わんけど、お前な~」

「冗談だよ!でも言えなかったら頼みます」

先生と秋はそこで約束を交わした。

「それじゃ。今日はありがとうございました。失礼しました」

秋は病室に戻り手紙をまた書き始めた。
これが俺の全てだ。
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