ゾッとするホラー短編集

第三章

〈 あの女を

消し去らなくちゃ 〉






私は毎日、

そのことを考えながら過ごした。






あの女がいる限り、

隆志くんは、

私のものにはならない。






あの女はきっと

私の大切な隆志くんを

たぶらかすに違いない。






あの女は、

隆志くんに甘えるの?






あの女は、

隆志くんに愛されているの?





許せない、許さない、

許さない、許さない。
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