ゾッとするホラー短編集
「その話、おもしれぇじゃん。
健二、行こうぜ、
その廃墟の病院に」
お調子者の拓海が、
おどけて、笑いながら言った。
「あんた、馬鹿じゃないの?
何でワザワザさぁ、
そんなおっかないところに
行かなくちゃいけないわけ?
いかれてるわよ!」
健二、行こうぜ、
その廃墟の病院に」
お調子者の拓海が、
おどけて、笑いながら言った。
「あんた、馬鹿じゃないの?
何でワザワザさぁ、
そんなおっかないところに
行かなくちゃいけないわけ?
いかれてるわよ!」