ゾッとするホラー短編集
小野田真理子が自殺してから、
一週間後の放課後、
私の携帯に直美から
電話があった。
私は、時間つぶしに立ち寄った
コンビニの駐車場で、
直美からの電話に出た。
「もしもし、綾子……」
携帯から聞こえてくる
直美の声は、
怯えているように思えた。
「直美、どうしたの?
何かあったの?」
「私、誰かにつけられているの。
さっきから、
ずっと誰かの視線を感じて、
落ち着かないの」
誰かの視線……。
私は直美が言ったその言葉に
不気味さを感じながら、
直美に言った。
「直美、今、どこにいるの?
近くに不審な人がいるの?」
「私は今、家に帰る途中よ。
もう少しで、
踏み切りを渡るところ」
直美がそう言ったとき、
踏み切りの遮断機が
下りたときに聞こえる
『カンカンカン』という
警告音が、
私の携帯にも聞こえてきた。
一週間後の放課後、
私の携帯に直美から
電話があった。
私は、時間つぶしに立ち寄った
コンビニの駐車場で、
直美からの電話に出た。
「もしもし、綾子……」
携帯から聞こえてくる
直美の声は、
怯えているように思えた。
「直美、どうしたの?
何かあったの?」
「私、誰かにつけられているの。
さっきから、
ずっと誰かの視線を感じて、
落ち着かないの」
誰かの視線……。
私は直美が言ったその言葉に
不気味さを感じながら、
直美に言った。
「直美、今、どこにいるの?
近くに不審な人がいるの?」
「私は今、家に帰る途中よ。
もう少しで、
踏み切りを渡るところ」
直美がそう言ったとき、
踏み切りの遮断機が
下りたときに聞こえる
『カンカンカン』という
警告音が、
私の携帯にも聞こえてきた。