王子様は隣のあいつ
「智の葬儀が…終わってご両親から…『智はみらいちゃんのこと好きだったのよ』…って聞いて…なんで…あの日…ケンカしたんだろ…」
そしてみらいはその日智くんに自分の想いを伝えようと決心して遊びに行ったと話して、まなが相談した返事をといい話はじめた
「杏奈は…まなの…好きに…すれば…いいって…言ったけど…」
泣きながら訴えるみらいを、まなはずっと見つめていた
「みらいは…まなのこと…親友だって…おもうから…絶対に…後悔して欲しくない…」
「みらい…」
「陽平くんのことが好きならちゃんと伝えないと、そりゃ告白されて嬉しいのは分かる!!でも陽平くんはこの世でたった一人なんだよ!!」
その言葉にまなはハッとした
みらいはもう大好きな人には会えない…
想いを伝えてたくても伝えられないんだ…
「でも陽平には奈緒美先輩がいるし、それで陽平が幸せなら「誰も傷付かない恋なんてないよ!!」
弱気なまなに渇を入れるかのような口調だった