王子様は隣のあいつ
幼なじみの恋
合格が決まったら入学の準備で忙しく、春休みは嵐のように過ぎていった
入学式も何事もなくおわり、高校生活が始まって1週間
「まなは部活入んねぇの?」
「う~ん、今考えてる。陽平はバスケの推薦だからバスケ部でしょ?」
「もちろん、俺バスケ好きだし」
まなは運動神経良くないから、運動部には入らないつもりでいた。
「あなた身長高いね。なんセンチ?」
「まなですか?」
行きなりの質問に直ぐに返事をできず、数秒後
「165ですが?」
「じゃあ、チアやらない?」
「チア?」
「そうチアリーダー」
「まな運動苦手だから無理です」
「最初から出来る人はいないよ、あっ私はチアリーディング部部長の綾川麻琴」
麻琴先輩はまなより5センチぐらい高い身長の持ち主だった
「まなには無理っすよ」
後ろから声が聞こえた
「何よ、陽平には関係ないでしょ」
まなには無理って
まなだって練習すれば出来る!!
「やります!!」
こうしてまなはチア、陽平はバスケ部に入部した。