あなたは私を本当はどう思ってたの?
三章
そんな願いも叶わなかった。

病院の先生から告げられた言葉。

『妊娠16週ですね』

もう何も言えなかった。
エコーを見せてもらった。

動いていた、生きてた。
涙が出るかと思った。
産みたい、そう思った。


母親がTAKAに打ち明けた。

でも結論は死産だった。
育てていく自信が無い。
そんな費用もない。
…そんな理由はだった。
それだけではないけれど。

でも初めTAKAは
『一緒に育てます、学校もやめます。命を守りたい』って言ってくれた。
『責任とります』とも。
でも、
私は入院をして死産させることになった。
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