あの日、あの時、あの場所で。
「ん。おはよ。」
ーin 美穂ー
「美穂。おはよ。」
「きょ、恭太…。お、はよ…」
「俺のこと、怖くない?」
「だっ、大丈夫!」
「大丈夫じゃないだろ。顔が真っ青だし。」
「そ、そんなことないっ…」
「…まぁいい。無理するなよ。
今日は文化祭だけど、多分美穂と杏奈を目当てに男子たちが来ると思う。なんかあったら叫べ。俺が助けてやる。」
「…っそんなっ。杏奈目当てに男子が沢山来るなんて…」
「俺は、美穂と杏奈って言ったからな。」
「は笑私はないから笑」
「あるよ。だって、俺のクラスの男子はほとんどが杏奈ファンか、美穂ファンだよ?」
「ファンって何笑」
「噂によると、ファンクラブもあるらしいよ?」
「きもい…」
「顔が真っ青だな。余計なことを教えなきゃ良かったな…」
「ん?なんか言った?」
「なんも。今日、頑張ろな。」
「うんっ」
ーin 杏奈ー
「杏奈。」
杏奈はビクッとした。
「蓮也…」
「おはよう。よく寝れた?」
「うん!」
「嘘だね。クマできてるよ。」
「うそっ…」
「うっすらね。」
「大丈夫。寝れたから!」
「杏奈。俺に嘘をつくな…っ」
「蓮也…っあのね…っ。
ほんとは…っ、今も怖いんだよっ…。
もし、蓮也があの男の人をみたいになったらどうしようって…っ。今、この場で怖いことされたらどうしようって…っ。
昨日のことが何度も夢に出てきて…っ。
夜中何度も起きた…っ。美穂を起こさないように、呼吸を整えるのに必死でっ。
ほとんど眠れなかった…っ。」
「大丈夫だよ。最初っからわかってたから。でも、今日は文化祭だ。お客さんが待ってる。杏奈と美穂ちゃんを目当てにたくさんの男子がやってくると思う。
中には、昨日みたいなことをするやつだっているかもしれない。
そしたら。大声で俺の名前を呼んでくれ。
俺が助けに行く!だから、今日は安心して楽しんでおいで。いつでも守ってあげるから。ね?」
そう言うと蓮也は優しく微笑んだ。
ーin 美穂ー
「美穂。おはよ。」
「きょ、恭太…。お、はよ…」
「俺のこと、怖くない?」
「だっ、大丈夫!」
「大丈夫じゃないだろ。顔が真っ青だし。」
「そ、そんなことないっ…」
「…まぁいい。無理するなよ。
今日は文化祭だけど、多分美穂と杏奈を目当てに男子たちが来ると思う。なんかあったら叫べ。俺が助けてやる。」
「…っそんなっ。杏奈目当てに男子が沢山来るなんて…」
「俺は、美穂と杏奈って言ったからな。」
「は笑私はないから笑」
「あるよ。だって、俺のクラスの男子はほとんどが杏奈ファンか、美穂ファンだよ?」
「ファンって何笑」
「噂によると、ファンクラブもあるらしいよ?」
「きもい…」
「顔が真っ青だな。余計なことを教えなきゃ良かったな…」
「ん?なんか言った?」
「なんも。今日、頑張ろな。」
「うんっ」
ーin 杏奈ー
「杏奈。」
杏奈はビクッとした。
「蓮也…」
「おはよう。よく寝れた?」
「うん!」
「嘘だね。クマできてるよ。」
「うそっ…」
「うっすらね。」
「大丈夫。寝れたから!」
「杏奈。俺に嘘をつくな…っ」
「蓮也…っあのね…っ。
ほんとは…っ、今も怖いんだよっ…。
もし、蓮也があの男の人をみたいになったらどうしようって…っ。今、この場で怖いことされたらどうしようって…っ。
昨日のことが何度も夢に出てきて…っ。
夜中何度も起きた…っ。美穂を起こさないように、呼吸を整えるのに必死でっ。
ほとんど眠れなかった…っ。」
「大丈夫だよ。最初っからわかってたから。でも、今日は文化祭だ。お客さんが待ってる。杏奈と美穂ちゃんを目当てにたくさんの男子がやってくると思う。
中には、昨日みたいなことをするやつだっているかもしれない。
そしたら。大声で俺の名前を呼んでくれ。
俺が助けに行く!だから、今日は安心して楽しんでおいで。いつでも守ってあげるから。ね?」
そう言うと蓮也は優しく微笑んだ。