あの日、あの時、あの場所で。
「みんなおはよう!姫連れてきたよー」

「あ!美穂&杏奈!おはよう!」

「お、おはよう…」

「あ、男子ー!あ、前島〜!」

「なんだよ。新田。」

「あはは笑ごめんね!お願いがあるんだけど。」

「なに?」

「杏奈にできるだけ男を近づけないで欲しいの。」

「杏奈?」

「うん。西川杏奈。4組の姫。」

「あぁ!あの西川さん!」

「そう!前川が好きな西川さん!」

「まじ新田死ね笑」

「事実でしょ笑」

「まーな笑で、西川さんどうかしたの?」

「詳しいことは言えないんだけど、杏奈に男子を近づけないで。あ、でも、恭太と藤崎以外ね。」

「恭太?藤崎?」

「藤崎蓮也と、瑞江恭太。」

「あぁ。3組のプリンスたちか。」

「3組のプリンス?」

「え?知らないの?」

「うん。」

「学年でもモテる男子の上位の2人だよ?
ちなみに、藤崎が1位で、瑞江が2位ね。学校の裏サイトに書き込まれてるよ?」

「裏サイト?」

「うん!あ、漫画とかにある悪口とかじゃなくて、モテる男女ランキングとか、まぁ、掲示板みたいな?」

「へー…」

「ちなみに、男子上位5人並べると、
藤崎、瑞江、波原(ナミハラ)、山川(ヤマカワ)、神崎(カンザキ)。
女子上位5人並べると、西川さん、新田、佐倉(サクラ)、有川(アリカワ)、霧谷(キリヤ)の5人」

「杏奈と、恭太と、藤崎と、佐倉さんと霧谷さんは知ってるけどあと誰?って感じ笑」

「は!?お前知らねぇの!?」
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