あの日、あの時、あの場所で。
「うん。興味無いし。」

「えー…男子3位は波原実里って言って、1組のモテる奴。成績はあんまり良くないんだけど、運動がすごい出来るやつらしい。ちなみに杏奈のことが好きらしーよ。」

「うん、で?次は?」

「男子4位は山川千翔(ヤマカワカズト)って言って、成績は5位だけど、運動神経は普通らしい。弓道部のエース。ちなみにこいつも杏奈のことが好きらしい。」

「さすが杏奈ね。次は?」

「男子5位は神崎万陽(カンザキマヒロ)って言って、サッカー部の副キャプテン。成績は8位って微妙なんだけど、顔が整ってるらしいけど、性格に難ありらしい。で、美穂の事を好きって噂。」

「へー…。一応聞くけど、1位の藤崎と2位の恭太はどんな情報が?」

「1位の藤崎蓮也は成績が2位で、元バレー部のエース。なんか訳あってやめたらしいよー。で、藤崎組の若頭なんじゃないかって噂がある。杏奈に告ったらしーよ」

「は?藤崎が?藤崎組の?うそ…でしょ…」

「まぁ、あくまでも噂ね。で、最後。
2位の瑞江恭太は元文芸部で全国作家コンクールで何度か優勝してる。去年の夏のコンクールを最後に消えたって噂。
新田のことが好きって噂もあるよ?
ちなみに成績は3位ね。」

「嘘笑ないない笑」
< 46 / 114 >

この作品をシェア

pagetop