あの日、あの時、あの場所で。
ピンポンパンポーン
「4512室の西川杏奈さんの担当医はただちに緊急会議室まで来てください。
西川さんのご親族、お友達は面会可能です。副担当医は4512室の前で待機していてください。」
「多分、目を覚ましていないだろう。」
「それでも会うか?」
「私は、会いたい。
どんな姿でも杏奈は杏奈だから。」
「俺も美穂に賛成笑
蓮はどうする?」
「会いたいけど、怖い…」
「男だろ?しかも日本一のヤクザの若頭がこんなビビりとはな?」
「男だろうと怖いものは怖いんだよ…っ」
「分かってるよ。私は男の子じゃないからわからない部分もあるけど、親友の弱りきった姿を見るのは怖いよ?
今だって、震えが止まらないもん」
「美穂ちゃん…」
「俺も怖い。でも、生きてることは確認したいだろ?だから、会うんだよ」
「恭…」
「「だから、会いに行こう?」」
「…っあぁ。会いに行こう。
俺の最愛の人へ…。俺らの親友へ…」
「4512室の西川杏奈さんの担当医はただちに緊急会議室まで来てください。
西川さんのご親族、お友達は面会可能です。副担当医は4512室の前で待機していてください。」
「多分、目を覚ましていないだろう。」
「それでも会うか?」
「私は、会いたい。
どんな姿でも杏奈は杏奈だから。」
「俺も美穂に賛成笑
蓮はどうする?」
「会いたいけど、怖い…」
「男だろ?しかも日本一のヤクザの若頭がこんなビビりとはな?」
「男だろうと怖いものは怖いんだよ…っ」
「分かってるよ。私は男の子じゃないからわからない部分もあるけど、親友の弱りきった姿を見るのは怖いよ?
今だって、震えが止まらないもん」
「美穂ちゃん…」
「俺も怖い。でも、生きてることは確認したいだろ?だから、会うんだよ」
「恭…」
「「だから、会いに行こう?」」
「…っあぁ。会いに行こう。
俺の最愛の人へ…。俺らの親友へ…」