光と闇
情報には多分困らない。


だが、帰るのはおそらく当分無理だろう。


ここは飛行船。逃げればすぐに見つかる。目立ってしまうのは良くない。


チャンスさえあれば・・・!


後悔しても遅いのだ。



(シン・・・)


シンはどう思っているだろう。

みんなにはしゃべらないでいてくれるといいな・・・。


会いたい・・・シン・・・。



初めてシンに会ったのは小学生の時だった。


1年生、2年生、5年生の時、同じクラスになったが、そのときはまだお互いに魔術師だと知らず、ただのクラスメイトだった。


< 15 / 118 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop