光と闇
「まあ、逃げられるほどの弱い魔法だよー」
「弱くはないだろ逃げるってことはけっこう・・・」
いつもクールなシンがあわてているのを見て、ちょっと笑えた。
「でも、なんか嬉しいな」
私のせいいっぱいの気持ちを伝える言葉。
時々頑張ってるけど、いつも伝わらない。
「何が?」
案の定、シンが聞いてきた。
「私がシンと同じ魔術師ってこと」
私の心臓はバクバクしている。
でも、またいつものようにサラっと流さ・・・
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