光と闇
つもりだったのに。



お弁当を買って、私はお釣りを確認していた。


気がつくと私は大きな大人達に周りを取り囲まれていた。


「こいつか?」

「間違いない」


大人達が会話する。


「へええええ。きみ、名前は?」


私は答えなかった。


いや、答えられなかった。


この大人達は魔術師だ。

自分では倒せない。


本能的にそう思った。


そして恐怖を感じた。
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