きみに触れられない
空に咲いて、消える
それから数日が経って、花火大会当日。
カナとの集合時間は午後6時だが、私と綾芽ちゃんは3時ごろからうちに集まっていた。
その理由は。
「わあ、綾芽ちゃん、浴衣似合うね!」
「へへっ、ありがとう」
浴衣を着るため。
それを言い出したのは、綾芽ちゃんだった。
『せっかくだから浴衣着ていこうよ!』
そして集合場所から近い私の家に集まったというわけだ。
お父さんは出勤中だが、お母さんは今日は休みだったらしい。
私がカナ以外の友達を家に連れてくるなんて初めてのことだったから、お母さんはとても驚いていたけどすごく嬉しそうだった。
『まあ、ゆっくりしていってね』と、にこにこ笑顔全開、ハイテンションで、歓迎してくれた。
自分の部屋に綾芽ちゃんがいるというのはすごく不思議だし違和感あるし、なんだか自分のプライベートな部分も全部見られているような気がしてすごく恥ずかしい。
けれど、そんな緊張も綾芽ちゃんと話しているうちにすっかりどこかに飛んでいった。
綾芽ちゃんは超能力者なんじゃないかと思うほど、綾芽ちゃんと話しているときはリラックスできる。
「ほら、ミサも着なよ」
綾芽ちゃんに促されて、私は渋々と重たいお尻を上げた。
カナとの集合時間は午後6時だが、私と綾芽ちゃんは3時ごろからうちに集まっていた。
その理由は。
「わあ、綾芽ちゃん、浴衣似合うね!」
「へへっ、ありがとう」
浴衣を着るため。
それを言い出したのは、綾芽ちゃんだった。
『せっかくだから浴衣着ていこうよ!』
そして集合場所から近い私の家に集まったというわけだ。
お父さんは出勤中だが、お母さんは今日は休みだったらしい。
私がカナ以外の友達を家に連れてくるなんて初めてのことだったから、お母さんはとても驚いていたけどすごく嬉しそうだった。
『まあ、ゆっくりしていってね』と、にこにこ笑顔全開、ハイテンションで、歓迎してくれた。
自分の部屋に綾芽ちゃんがいるというのはすごく不思議だし違和感あるし、なんだか自分のプライベートな部分も全部見られているような気がしてすごく恥ずかしい。
けれど、そんな緊張も綾芽ちゃんと話しているうちにすっかりどこかに飛んでいった。
綾芽ちゃんは超能力者なんじゃないかと思うほど、綾芽ちゃんと話しているときはリラックスできる。
「ほら、ミサも着なよ」
綾芽ちゃんに促されて、私は渋々と重たいお尻を上げた。