きみに触れられない
「米山さん、今日の昼休み、屋上にいた?」
「え……うん、そうだよ」
カナの質問に頷いたものの、なぜそれをカナが知っているのかさっぱり分からない。
私が頷いたのを見たカナと綾芽ちゃんは顔を見合わせて暗い顔をした。
「ど、うしたの?」
いつもとは違う雰囲気に不安が掻き立てられる。
「屋上で、誰かと待ち合わせしてた?」
綾芽ちゃんが不安そうに眉を潜めて尋ねる。
「待ち合わせっていうか、屋上に行ったら会える人がいるから…」
「その人に今日も会った?」
「うん。今日もお昼一緒に食べてて…」
すると2人ともさらに心配したような顔をした。
「実はさ、あたしと塩谷君も、行ったんだ…」
「屋上に?」
すると2人して頷いた。
「最近のミサの様子がおかしかったから、心配で後をつけてたの」
ごめんね、と謝られる。
「ミ…米山さんはさ、俺達に嘘をついているのか?」
「へ?」
「だって米山さん、ずっと1人でいただろ?弁当食べているときも、1人だっただろ?」
「え……うん、そうだよ」
カナの質問に頷いたものの、なぜそれをカナが知っているのかさっぱり分からない。
私が頷いたのを見たカナと綾芽ちゃんは顔を見合わせて暗い顔をした。
「ど、うしたの?」
いつもとは違う雰囲気に不安が掻き立てられる。
「屋上で、誰かと待ち合わせしてた?」
綾芽ちゃんが不安そうに眉を潜めて尋ねる。
「待ち合わせっていうか、屋上に行ったら会える人がいるから…」
「その人に今日も会った?」
「うん。今日もお昼一緒に食べてて…」
すると2人ともさらに心配したような顔をした。
「実はさ、あたしと塩谷君も、行ったんだ…」
「屋上に?」
すると2人して頷いた。
「最近のミサの様子がおかしかったから、心配で後をつけてたの」
ごめんね、と謝られる。
「ミ…米山さんはさ、俺達に嘘をついているのか?」
「へ?」
「だって米山さん、ずっと1人でいただろ?弁当食べているときも、1人だっただろ?」